戦術にパターンがあるように、戦略にもセオリーがあります。
しかし団体戦における戦略にはどの場面にも適用できるような普遍の最適解というものは存在しません。
団体戦では敵と味方の戦力構成が場合によって異なり、
そのときの状況や周りの環境などの各種多々ある要素・要因がお互いに影響し合い、
常に変化し続ける戦況を形成しています。
ですから、その状況において選ぶべき戦法は当然その場面によって変わってきます。
さらに言えば、その選ぶべき戦法がひとつしか存在しないとも限りません。
むしろ、複数の選択肢が同時に現れることのほうが多いでしょう。
ゆえに、「こういう状況ではこうするべきだ」 という絶対的な戦略を主張するのはナンセンスだと思います。
セオリーというのはあくまで理想的な場面でのひとつの具体例です。
そういつもいつもセオリー通りの戦法を選ぶのが最良の選択だとは限りません。
このことを前提として踏まえた上で私の記事を読んでいただければ幸いです。